牡丹鍋は食べた事があっても、猪のホルモン(モツ)や骨を使った料理はなかなか食べる機会がありませんよね?
そこで、元漁師の私が猪のホルモンや骨を使った料理、食べた感想をご紹介します。
【美味しくてびっくりする猪のホルモン】
下処理が大変ですが、きちんと処理された猪のホルモンはとっても美味しいです。
よく塩もみして洗って下処理が終わった腸・胃袋などをメインに、味噌味のホルモン鍋にしていただきます。
猪肉は山の幸だけあって根菜との相性が抜群なので、ゴボウや人参をたっぷり入れる事がポイントとなります。
最後に薬味のネギを乗せてホルモンのコリコリした歯ごたえとコクを味わえばクセになる味です。
心臓(ハツ)やレバーは、鍋や煮込み料理よりも焼いたり、炒めたりする調理法の方が美味しいと思います。
新鮮なレバーを使ったレバニラ炒めはもう最高です。
レバーに関しては、しっかり加熱するのはもちろんですが、食感を楽しむため余分に火を通しすぎない方がいいです。
心臓(ハツ)は、シンプルに焼いて塩を振り、お好みでレモンや胡椒をかけて食べるのがオススメです。
【スープに浮かぶ猪のホルモン「フワ」の正体とは?】
漁師仲間とホルモン鍋を食べていると、鍋底に沈んだホルモンの他にスープに浮かんでいるホルモンがあり先輩漁師に尋ねた事があります。
すると「あ?、それはフワだよ」との事。
私の地元の漁師が「フワ」と呼んでいるそのホルモンの正体・・・
それは「猪の肺」でした。
かなり珍らしいなんとも言えない食感なのですが、フワというネーミング通り、「ふわっふわ」な食感でした。
味は他のホルモン同様に美味しかったです。
【トンコツならぬシシコツ出汁のスープが美味しい】
最後は猪の骨について。
寸胴鍋にネギや、生姜とともにハンマーで砕いた骨を大量に入れて丸1日ぐらい煮込んでスープにします。
頭蓋骨も全て入れちゃいます。
猪の骨から出汁をとったシシコツスープ・・・
びっくりするほど美味しいです!
トンコツスープは、皆さん馴染みがあると思いますが、猪の骨から作ったシシコツスープはまた一風変わった美味しさです。
コクと、不快感のない良質な脂、極上の旨味がこれでもかというぐらい溶け出しています。
主に中華麺を用意してラーメンのスープとして使います。
【まとめ】
野生の猪のホルモンや、骨のスープは、漁師でもやってない限りなかなか食べる機会はないと思いますが、豚とはまた似て非なる一風変わった美味しさがあるものです。
手に入る機会があったら是非、お肉だけでなく骨やホルモンも食べてみてください。
北海道の新鮮なジビエ通販と言ったらここでしょう!
北海道えぞ鹿肉専門店 北のジビエ
実はお好み焼きよりも人気が出ちゃってるのがジビエなんです・・・
広島グルメギフト
|
|
関連人気記事
タグ:シシコツスープ, ホルモン鍋, 猪のホルモン(モツ), 猪の肺, 猪の骨